Medical Mycology Journal
総説
病原性酵母の分類の現状
―担子菌酵母CryptococcusTrichosporon について―
杉田 隆張 音実高島 昌子
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58 巻 (2017) 3 号 p. J77-J81

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抄録

ゲノム情報が大量に蓄積されてきた今日では,この情報を用いて真菌の新しい分類体系が再構築されつつある.加えて,新しい命名規約である“国際藻類・菌類・植物命名規約”が2013年1月1日に発効し,1F=1Nの作業も行われている.クリプトコックス症の起因菌であるCryptococcus neoformansCryptococcus gattii は,それぞれ2菌種(C. neoformans, Cryptococcus deneoformans)と5菌種(C. gattii, Cryptococcus bacillisporus, Cryptococcus deuterogattii, Cryptococcus tetragattii, Cryptococcus decagattii)への再分類が提案されている.Trichosporon 属は5属に再分類され,トリコスポロン症の起因菌であるTrichosporon asahiiTrichosporon 属に,歴史的に重要なTrichosporon cutaneumCutaneotrichosporon 属に移行した.

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© 2017 日本医真菌学会
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