理学療法の歩み
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特集:装具と理学療法
短下肢装具の機能が片麻痺歩行に及ぼす効果とは?
関川 伸哉
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2003 年 2003 巻 14 号 p. 22-28

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抄録
片麻痺者の多くは歩行改善を目的とし下肢装具を用いている。中でも短下肢装具は, 軽量かつ外観が良く装着が容易なことからその使用頻度は高い。しかし, 短下肢装具の適合評価手法が確立されていないため, 個々の使用者に最適なAFOが処方されているとはいいがたいのが現状である。また, 短下肢装具開発過程の多くは, 臨床現場を中心とした主観的施行に基づいたものであり客観性には乏しいのが現状である。この問題を解決するためには, 短下肢装具の持つ機械的な機能(以下, 装具機能)が, 片麻痺歩行に及ぼす影響を明らかにする必要が有る。装具機能と片麻痺歩行との関連性がより明確になれば,装具歩行の評価, 装具開発, 歩行訓練時などに装具を用いることの有用性の有無などを明らかにすることができる。
本論では, 短下肢装具と片麻痺歩行との研究を行う上で必要と思われる装具機能について過去の研究を基に整理し, その後, 装具機能と片麻痺歩行との関連性について主にEMGデータを基に言及してみたい。
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© 2003 宮城県理学療法士会
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