日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
カプセル内視鏡・ダブルバルーン小腸内視鏡により術前診断されたメッケル憩室内翻症
久保 公利宮城島 拓人小田 寿山本 純司長佐古 良英小笠原 和宏高橋 達郎市原 真
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2013 年 55 巻 3 号 p. 476-484

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抄録
症例は近医より出血源不明の下血として紹介された75歳男性.カプセル内視鏡検査で回腸に表面に網目状白線を持つ隆起病変を認めたため,経肛門的ダブルバルーン内視鏡検査を施行したところ,回腸末端から90cmの部位に内腔に突出する棍棒状の隆起病変を認めた.表面は小腸正常粘膜に覆われ,頂部は陥凹していた.小腸造影でも回腸内に棍棒状隆起を認め,メッケル憩室内翻症と診断し当院外科にて腹腔鏡下切除術を施行した.病理組織学的には内翻した真性憩室であった.術前診断にカプセル内視鏡・ダブルバルーン小腸内視鏡が有用であった.
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© 2013 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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