抄録
2次元の定常な非断熱の流体系には、渦度に良く似た保存量が存在し、これは流線関数の関数と成る。Smith (1985) の下ろし風のモデルでは、この関数は線形で、比例定数は負と仮定されている。しかし、比例定数が正の可能性も排除できない。このノートでは、比例定数が正の場合を調べ、次の結果を得た。この場合にも、下ろし風を表現する解が存在する。Smith (1985) の解に在った、大気高度に対する不自然な上限は出現しない。大気高度に対する山頂高度の比は、Smith (1985) の解の場合よりも少しだけ大きく成る。