アンサンブル
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特集「反応経路探索」
反応経路自動探索法の開発と気相および有機反応への応用
前田 理
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2014 年 16 巻 1 号 p. 22-28

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抄録
遷移状態(TS)の構造探索は化学反応の機構解析において最も重要かつ難しい課題である.一般に,推定構造を用いる構造最適化計算によってTS 構造は探索されてきた.しかし,複雑な多段階反応では全てのTS構造を正しく推定することは難しい.そこで反応経路自動探索法が必要となる.本稿では筆者らが開発してきた方法とその気相および有機反応への応用について解説する.
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© 2014 分子シミュレーション研究会
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