アンサンブル
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特集
多階層FMO法を使用したタンパク質-薬物間相互作用に関する研究
大塚 教雄沖本 憲明
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2017 年 19 巻 4 号 p. 238-244

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抄録

創薬分野において,タンパク質と薬物候補分子間の相互作用を正確に知る事は非常に重要である.現在,タンパク質と薬物の立体構造情報を利用し,量子力学計算によりタンパク質-薬物間相互作用を解析し薬物設計へ応用することが注目されている.ここでは,このような研究でよく利用されるフラグメント分子軌道(FMO)法の計算コストを削減し,創薬応用に向けた多階層FMO の理論,条件検討やその創薬研究への応用について紹介する.

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© 2017 分子シミュレーション研究会
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