九州大学理学研究院物理学部門 [日本]
2021 年 23 巻 2 号 p. 88-95
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疎水性界面は正負のどちらに帯電しているかという問題は100 年以上前から界面物理化学の中心的課題となっている.また,電解質溶液の表面張力は低塩濃度でジョーンズ・レイ効果と呼ばれる極小を持つことが,古くから知られている.著者らは,表面活性のある微量のイオン性不純物の影響を考慮した疎水性界面の理論研究に取り組んでおり,本稿では,これらの問題の近年の進展を著者らの研究と関連付けて解説する.
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