マイコトキシン
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シンポジウム
かび毒分析の精度管理 —当所の試み—
秋元 京子
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2003 年 53 巻 1 号 p. 63-68

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抄録
(独)肥飼料検査所は,飼料中の各種成分の分析方法(公定法)を開発し,また,実際に分析して,その結果を農林水産省に報告している.このため,新規の分析法を客観的に評価し,試験室の精度管理を行うことにより,分析結果の信頼性の保証に努めている.分析法の開発にあっては,開発者が実施するバリデーション,複数試験室による共同試験の実施要領を取り決めた“手引き”に従ってバリデーションを行う.さらに,学識経験者による評価を受ける機会を設けている.精度管理にあっては,共同試験を定期的に開催し,試験室の技術水準及び試薬・機器等の管理状況を把握している.
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© 2003 日本マイコトキシン学会
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