マイコトキシン
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シンポジウム
実験動物を用いての毒性評価
小西 良子窪崎 敦隆
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2006 年 56 巻 2 号 p. 105-115

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抄録

食品中に汚染するマイコトキシンは、大量に摂取した場合にあらわれる急性毒性よりも長期暴露による慢性的な健康被害が懸念されている。このような自然毒は食品汚染を完全に防御することが不可能であることから、各国で健康被害が懸念される食品を対象に基準値を設定している。しかし、各国での基準値の違いによる貿易摩擦を防止するために、国際的にもコーデックス規格を設けている。これらの基準値案は、FAO/WHOにおいての科学者の国際的集まりであるJECFAなどによって、問題となっているマイコトキシンを対象に毒性評価が行われている。本稿では、いままでJECFAで評価されたマイコトキシンを中心に実験動物を用いた毒性評価を紹介するものである。

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© 2006 マイコトキシン研究会
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