マイコトキシン
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シンポジウム
Alternaria 属菌が産生するマイコトキシンとそのpotential toxicity
渡辺 樹足立 吉數中島 弘美
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2006 年 56 巻 2 号 p. 99-103

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抄録

Alternaria 属菌によって産生される代表的な2次代謝産物には、dibenzo-α-pyrone誘導体であるアルタナリオール、アルタナリオールモノメチルエーテルおよびアルタヌエン、tetramic acid誘導体であるテヌアゾン酸、perylene誘導体であるアルタトキシン群などが知られている。Alternaria マイコトキシンは、穀類、青果類、リンゴジュースおよびトマト加工品などから検出されている。Alternaria マイコトキシンはまた培養細胞、微生物および実験動物に毒性であることも知られているのでヒトと動物に健康被害をもたらしているかもしれない。Alternaria は環境中からよく分離されるため、ヒトや動物の健康に対するAlternaria 暴露のリスクは高いだろう。

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© 2006 マイコトキシン研究会
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