マイコトキシン
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受賞総説
主要フザリウム毒素の分析法開発と加工調理での動態に関する研究
久城 真代
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2013 年 63 巻 2 号 p. 117-131

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抄録
 植物病原菌であるフザリウム属菌は,高湿適温環境で蔓延し,圃場において病害を起こすだけでなく,可食部にかび毒を蓄積することがあり,収量低下と食品安全性の両面から被害をおよぼします.私は,2001 年から穀類(特に米,小麦)を汚染する可能性のある主要フザリウム毒素の分析法開発と,製粉など加工調理での動態に関する研究を行ってまいりました.本総説では,「イネ中フモニシンの検出」「コムギ中デオキシニバレノール・ニバレノールの製粉での動態解析」について,紹介させていただきます.
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© 2013 日本マイコトキシン学会
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