マイコトキシン
Online ISSN : 1881-0128
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ISSN-L : 0285-1466
cyp51A遺伝子バリアントによる日本産Aspergillus oryzaeA. flavusからの判別の試み
金刺 佑平山上 陽平古川 智宏矢部 希見子久城 真代
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ジャーナル オープンアクセス 早期公開

論文ID: 75-2-1

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抄録

 Aspergillus section Flaviに属する菌種には, 日本の伝統的醸造に重要なAspergillus oryzaeと, アフラトキシン産生能を有するA. flavusが含まれる. 両菌種を遺伝学的に判別するのは, ゲノムが99%以上同一のため非常に至難である. 近年, 両菌種の判別指標としてcyp51A遺伝子バリアントが提唱された. 今回, 本指標を日本産A. oryzaeに適用したところ, 判別結果が菌種に合致しない菌株が複数, 見出された.

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© 2025 日本マイコトキシン学会

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