マイコトキシン
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ブロイラーひなの抗体産生能に及ほすT-2トキシンの影響
佐藤 静夫大宅 辰夫本間 惣太富沢 勝矢口 辰彦辰野 高司
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1982 年 1982 巻 15 号 p. 16-18

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抄録
種々なカビ毒が動物の抗病性や免疫機能を低下させることが報告されている.数種のFusarium属菌によって産生されるT-2トキシン(以下T-2と略)はマウスの胸腺を萎縮させ,抗体産生能や移植皮膚拒絶反応などを減弱させることが認あられている.また,七面鳥や鶏では胸腺,ファブリキウス嚢(F嚢)あるいは脾臓などの萎縮を起こすが,抗体産生能は抑制されなかったと報告されている. 今回は,ブロイラーひなに及ぼすT-2の影響を,ニューカッスル病(ND)および伝染性コリーザ(IC)ワクチン接種に対する抗体産生能を中心として調べた.
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© 日本マイコトキシン学会
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