日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
今月の症例
新型インフルエンザワクチンによる薬剤性肺障害の1例
隈元 朋洋三山 英夫濱崎 哲郎
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 100 巻 10 号 p. 3034-3037

詳細
抄録

症例は61歳,男性.インフルエンザワクチンの接種歴なし.2009年11月に新型インフルエンザワクチンを接種し,2日後から発熱,3日後から乾性咳嗽及び呼吸困難が出現し,胸部X線で両肺にスリガラス影を指摘され,当科紹介.気管支鏡検査を施行し,気管支肺胞洗浄液(bronchoalveolar lavage fluid:BALF)や経気管支肺生検(transbronchial lung biopsy:TBLB)で特異的な所見は得られなかったが,経過から新型インフルエンザワクチンによる薬剤性肺障害と判断.ステロイドパルス療法を行い,後療法としてプレドニゾロンでの治療を行い,改善した.

著者関連情報
© 2011 一般社団法人 日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top