東京医科歯科大学難治疾患研究所分子代謝医学分野
東京医科歯科大学難治疾患研究所分子代謝医学分野 東京医科歯科大学グローバルCOE
2011 年 100 巻 4 号 p. 989-995
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肥満を中心として発症するメタボリックシンドロームの基盤病態として慢性炎症が注目されている.最近,マクロファージを中心とする免疫担当細胞が肥満の脂肪組織に浸潤し,アディポサイトカインと総称される生理活性物質の産生異常を招来することにより,メタボリックシンドロームの病態形成に中心的な役割を果たすことが明らかになってきた.本稿では,肥満の脂肪組織に浸潤するマクロファージに焦点を当てて,脂肪組織炎症の分子機構に関する最近の知見を概説する.
日本内科学会会誌
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