徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部生体情報内科学
2011 年 100 巻 5 号 p. 1275-1281
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腎障害は多発性骨髄腫に高率に併発し,骨髄腫の進行とともにその発生頻度が高くなる.本症では骨髄腫細胞から多量に産生されるBence Jones蛋白の腎毒性,高カルシウム血症や鎮痛薬などの薬剤の反復投与に起因し腎障害が惹起される.骨髄腫に対する治療が奏効すれば治療経過とともに腎障害が改善することが多いため積極的な骨髄腫に対する治療や高カルシウム血症の対策が重要である.
日本内科学会会誌
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