日本内科学会雑誌
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III.診断と治療
2.悪性リンパ腫 3)成熟T/NK細胞リンパ腫
山口 素子
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2011 年 100 巻 7 号 p. 1843-1849

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抄録
大規模な国際共同後方視的研究,およびわが国など東アジアにおける前向き臨床試験の遂行は,成熟TおよびNK(T/NK)細胞リンパ腫の疾患理解と至適治療の確立において,WHO分類(2008)の一部病型で大きな進歩をもたらした.その一方で,依然としてCHOP療法を超える効果を示す治療法が確立されていない病型も多く存在する.成熟T/NK細胞リンパ腫は東アジアに多発する特徴があり,継続的なエビデンスの発信がわが国に期待されている.
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© 2011 一般社団法人 日本内科学会
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