国際医療福祉大学病院循環器内科
2012 年 101 巻 2 号 p. 307-313
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慢性心不全は心ポンプ機能低下・臓器潅流低下・うっ血・日常生活上の障害を特徴とする臨床症候群である.本邦における有病率は人口の約1%と推測されており,主に人口高齢化を背景に増加している.海外と比較すると,本邦の慢性心不全の背景疾患は虚血性心疾患が少なく,弁膜症や心筋症が比較的多い.本邦の慢性心不全患者の生命予後は1年死亡率で7~9%と報告されている.心不全の発症と進行の予防が今後の診療の中心となる.
日本内科学会会誌
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