慶應義塾大学循環器内科
2012 年 101 巻 2 号 p. 415-423
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難治性重症心不全の治療法として,iPS細胞を用いた再生心筋細胞移植が期待されている.センダイウイルスと末梢血T細胞を用いることにより,ゲノムを損傷しないiPS細胞が樹立できるようになった.これに対し幾つかの液性因子を添加することにより,心筋細胞が誘導された.純化精製した心筋細胞を移植すると心臓に長期間生着した.遺伝性心疾患患者由来iPS細胞は疾患の病態解明,創薬等に利用でき,今後の解明が待たれる.
日本内科学会会誌
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