血清ACE上昇からサルコイドーシスとの鑑別を要したHodgkin lymphomaの1例

田崎 麻美; 服部 登; 井原 大輔; 大成 洋二郎; 岩本 博志; 石川 暢久; 藤高 一慶; 春田 吉則; 村井 博; 河野 修興

doi:10.2169/naika.101.1401

今月の症例

血清ACE上昇からサルコイドーシスとの鑑別を要したHodgkin lymphomaの1例

田崎麻美, 服部登, 井原大輔, 大成洋二郎, 岩本博志, 石川暢久, 藤高一慶, 春田吉則, 村井博, 河野修興

著者情報

キーワード: 血清アンギオテンシン変換酵素（ACE）値上昇, サルコイドーシス, Hodgkin lymphoma

ジャーナルフリー

2012 年 101 巻 5 号 p. 1401-1403

DOI https://doi.org/10.2169/naika.101.1401

詳細

抄録

血清ACE値の上昇はサルコイドーシスに特徴的な検査所見とされるが，一方血清ACE値はHodgkin lymphomaにおいては通常正常もしくは低下すると報告されている．今回我々は，血清ACEの上昇を認め，サルコイドーシス臨床診断群の診断基準を満たしたことからサルコイドーシスを強く疑ったが，最終的にHodgkin lymphomaと診断した一例を経験したので報告する．

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）