東京女子医科大学血液内科
2012 年 101 巻 7 号 p. 1928-1936
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2011年,わが国における再生不良性貧血の診断基準が改定された.血球減少の基準が汎血球減少症から少なくとも2系統の血球減少に変更されたのが大きな変更点である.本症に対する免疫抑制療法として現在使用されているウサギ抗胸腺細胞グロブリン(ATG)はウマATGより有効性が低いという前方視的試験の結果が米国から報告された.ウサギATG投与後のEBウイルス(EBV)関連リンパ増殖性疾患発症が報告され,EBVのモニタリングが推奨される.
日本内科学会会誌
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