日本内科学会雑誌
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I.話題の感染症への対処法
6.多剤耐性グラム陰性桿菌感染症
國島 広之
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2013 年 102 巻 11 号 p. 2839-2845

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抄録
現在,我が国を含む世界各国で,ESBLs(extended spectrum β-lactamase),多剤耐性緑膿菌,多剤耐性アシネトバクター属菌,NDM,KPCなど様々な多剤耐性グラム陰性桿菌がみられている.これら多剤耐性グラム陰性桿菌による感染症は,市中・院内感染症の何れの原因菌となるとともに,有効な抗菌薬は少ないのが現状である.サーベイランス体制の確立,適切な検査体制の整備,抗菌化学療法,感染対策が必要である.
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© 2013 一般社団法人 日本内科学会
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