日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
I.病態解明・診断・治療
5.膠原病・リウマチ性疾患―ステロイド・生物学的製剤による治療例を中心に―
三村 俊英
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 102 巻 4 号 p. 862-868

詳細
抄録

関節リウマチ診療は,臨床および研究の両面において近年劇的に進歩した.その大きな原動力は,新規抗リウマチ生物学的製剤の登場である.特に早期から強力に活動性を抑えることで,今まではほとんど不可能と考えられていた関節破壊の進行抑制さえ手の届くところに来た.それと共に,早期診断,確実な活動性の評価法,残存関節炎の検出など周辺領域の進歩が顕著となった.本稿においてはこれらのトピックスを概説する.

著者関連情報
© 2013 一般社団法人 日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top