3．サーベイランスのガイドライン（治療後も含む）

荒井 邦明; 山下 竜也; 金子 周一

doi:10.2169/naika.103.37

IV．診療ガイドラインの進歩

3．サーベイランスのガイドライン（治療後も含む）

荒井邦明, 山下竜也, 金子周一

著者情報

キーワード: サーベイランス, スクリーニング, 腫瘍マーカー, 超音波検査

ジャーナルフリー

2014 年 103 巻 1 号 p. 37-43

DOI https://doi.org/10.2169/naika.103.37

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抄録

肝細胞癌サーベイランスを行う高危険群はB型慢性肝炎，C型慢性肝炎，肝硬変症例である．6カ月毎の超音波検査と複数の腫瘍マーカー（AFP/PIVKA-II/AFP-L3分画）測定にてサーベイランスを行うが，超高危険群であるB型肝硬変，C型肝硬変症例においては3～4カ月毎に間隔を短縮することや，危険因子の数，超音波検査での視認性に応じてCTやMRIの併用も考慮される．近年増加している脂肪肝など生活習慣病を背景とした肝発がんに対する効率的なサーベイランス方法の確立が今後求められる．

責任著者(Corresponding author)

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