日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
VI.治療法の進歩
4.分子標的治療薬
池田 公史光永 修一清水 怜大野 泉高橋 秀明奥山 浩之桑原 明子奥坂 拓志
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 103 巻 1 号 p. 93-101

詳細
抄録

進行肝細胞癌に対して,ソラフェニブが標準治療として確立したことにより,積極的に全身化学療法が行われるようになった.現在,切除やラジオ波焼灼術後の補助療法,肝動脈化学塞栓術との併用療法,進行癌に対する一次化学療法,ソラフェニブ不応の二次化学療法として,様々な分子標的治療薬やソラフェニブとの併用療法の開発が進行中であり,今後,肝細胞癌患者の更なる延命効果が得られることが期待されている.

著者関連情報
© 2014 一般社団法人 日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top