日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
II.鑑別診断
2.検査所見から
齋藤 和義
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 103 巻 10 号 p. 2413-2422

詳細
抄録

膠原病リウマチ性疾患の鑑別診断において最も重要なのは,問診・理学的所見であるが,自己抗体を含む免疫学的検査や超音波やMRIを含む画像診断も非常に有益である.診断分類の中に検査所見の項目が挙げられていることからも分類における重要性がうかがえる.各々の検査の特異度,感度やもたらす情報の意味を理解して検査計画を立てることが必要である.また,分類に有用な検査,疾患活動性や治療の有効性を評価する検査などを念頭に無意味な測定をしないことも必要である.

著者関連情報
© 2014 一般社団法人 日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top