2014 年 103 巻 10 号 p. 2413-2422
膠原病リウマチ性疾患の鑑別診断において最も重要なのは,問診・理学的所見であるが,自己抗体を含む免疫学的検査や超音波やMRIを含む画像診断も非常に有益である.診断分類の中に検査所見の項目が挙げられていることからも分類における重要性がうかがえる.各々の検査の特異度,感度やもたらす情報の意味を理解して検査計画を立てることが必要である.また,分類に有用な検査,疾患活動性や治療の有効性を評価する検査などを念頭に無意味な測定をしないことも必要である.