岐阜大学大学院医学系研究科循環病態学・呼吸病態学・第二内科 日本循環器学会心臓移植委員会
2014 年 103 巻 2 号 p. 399-407
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2010年7月より国際標準に準拠した改正臓器移植法が施行され,“脳死は一般的に人の死”とした上での推定同意が可能となり,15歳未満の臓器提供も可能になった.施行後,ドナーの増加により心臓移植数は増加したが,現在年間約30例程度で頭打ちである.わが国の心臓移植患者の予後は世界に比し極めて良好である.重症心不全に対する標準的治療となるようドナー判定施設の充実・拡大やドナー家族への心のケア体制の確立などが急務である.
日本内科学会会誌
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