熊本大学大学院生命科学研究部腎臓内科学
2014 年 103 巻 5 号 p. 1123-1129
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AKI(acute kidney injury)は多くの場合多臓器不全の一部として発症し,その予後は不良である.AKIはサイトカイン/ケモカインの産生や白血球の遊走,酸化ストレス,Na,水代謝調節障害などを介して肺,心,中枢神経,肝,消化管などの遠隔臓器に障害を生じる.また,逆に各臓器障害がAKIの発症に関連していることも指摘されている.このようなAKIと臓器関連についての多くの研究から,その病態を理解することは重要である.
日本内科学会会誌
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