理化学研究所イノベーション推進センター辨野特別研究室
2015 年 104 巻 1 号 p. 86-92
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プロバイオティクスは“宿主に保健効果を示す生きた微生物,またはそれを含む食品”として定義されている.その微生物株は胃酸や胆汁酸などの消化管上部のバリアー中でも生存でき,増殖部位として消化管下部で増殖可能であり,便性改善,腸内常在菌のバランス改善および腸管内腐敗物質の低下などの有効効果を発現することなどが挙げられている.さらに,アレルギー軽減作用,インフルエンザ感染予防効果,ピロリ菌抑制効果など様々な臨床的効果も見出されている.
日本内科学会会誌