日本内科学会雑誌
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III.心臓弁膜症 治療の最前線 外科医vs.内科医 それぞれの立場から
2.僧帽弁疾患 編 1)僧帽弁疾患:外科治療とその適応
戸田 宏一
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2016 年 105 巻 2 号 p. 222-229

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抄録

2008年以来初の改訂となる2014年度版ACC/AHA(American College of Cardiology/American Heart Association)弁膜症ガイドラインが発表された.治療法の進歩により手術成績が向上したため,このガイドラインでは治療介入閾値の引き下げが行われ,これにより手術適応患者の範囲が拡大している.このガイドラインをもとに器質的MR・機能性MRに対する治療介入のタイミング,弁形成vs.弁置換:治療法の適応・問題点について詳述する.

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© 2016 一般社団法人 日本内科学会
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