日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
III.心臓弁膜症 治療の最前線 外科医vs.内科医 それぞれの立場から
1.大動脈弁疾患 編 2)TAVI
林田 健太郎
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 105 巻 2 号 p. 215-221

詳細
抄録

経カテーテル的大動脈弁留置術(transcatheter aortic valve implantation:TAVI)は,外科的大動脈弁置換術(surgical aortic valve replacement:SAVR)が高リスクな患者群に対して,より低侵襲な治療として開発されてきた.2002年に第一例が施行されて以来,現在までに欧米を中心に世界中で20万例以上が治療されている.日本でもようやく保険償還され,実施施設が拡大しつつあり,初期成績は良好である.本稿ではこのTAVIの現状と今後の展望について概説したい.

著者関連情報
© 2016 一般社団法人 日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top