東北大学大学院医学系研究科緩和医療学分野
2016 年 105 巻 6 号 p. 997-1003
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進行非小細胞肺癌に対する化学療法は個別化治療の発展に伴い,近年,著しく進歩している.EGFR遺伝子変異やALK融合遺伝子などのドライバー変異を伴う肺癌に対しては,対応する分子標的治療薬を用いることで生存期間の大幅な延長が得られており,それらの耐性例に対する新薬開発も盛んである.その他の肺癌でも,殺細胞性抗癌薬への血管新生阻害薬併用や維持療法の有用性の確立,さらには免疫療法の登場によって,予後は着実に改善している.
日本内科学会会誌
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