神戸大学大学院医学研究科腎臓内科/腎・血液浄化センター
神戸大学大学院医学研究科病理学講座病理診断科分野
2017 年 106 巻 4 号 p. 813-819
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症例は68歳,女性.腎機能低下,Fanconi症候群,M蛋白血症の精査のため腎生検を行われた.その結果,電子顕微鏡にて近位尿細管の細胞質内に結晶構造や不規則なライソゾームを認め,light chain proximal tubulopathyと診断した.本疾患の診断には電顕が必要になることもあり,Fanconi症候群,M蛋白血症を認めた際には,電顕の組織所見を確認し,本疾患も考慮する必要がある.
日本内科学会会誌
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