日本内科学会雑誌
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II.疫学:有症率・死亡数の推移
土橋 邦生
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キーワード: 喘息, 有症率, 喘息死, 疫学
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2019 年 108 巻 6 号 p. 1119-1127

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抄録

喘息有症率は,小児では減少傾向が見え始めたが,成人では増加傾向にある.厚生労働省の患者調査によると,入院患者数は減少が続いているが,外来患者数は依然横ばいであり,2014年,総患者数はむしろ増加した.吸入ステロイド薬の使用とガイドラインの発行により,喘息死の数は順調に減少し,2016年には1,454人となり,1,500人の大台を割ったが,死因統計分類の変更のためか,2017年には1,794人と増加に転じた.65歳以上の高齢者の割合も90%を超えた.

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© 2019 一般社団法人 日本内科学会
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