横浜市立大学大学院医学研究科呼吸器病学
2020 年 109 巻 10 号 p. 2132-2136
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副鼻腔気管支症候群は「慢性・反復性の好中球性気道炎症を上気道と下気道に合併した病態」と定義されており,慢性副鼻腔炎に下気道の炎症性疾患である慢性気管支炎,気管支拡張症あるいはびまん性汎細気管支炎が合併した病態である.長引く咳嗽の鑑別診断として重要であり,特に容易に原因が特定できない湿性咳嗽の場合は,第一に考慮すべき病態である.治療の基本は,マクロライド系抗菌薬少量長期療法である.
日本内科学会会誌
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