岡崎市民病院血液内科 岡崎市民病院臨床研修センター
岡崎市民病院血液内科
2021 年 110 巻 10 号 p. 2256-2261
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61歳,男性.下腿出血を2回繰り返し入院した.共に出血の原因は特定できなかったが,治療することなく,入院後数日で改善した.3回目の入院時の問診で,野菜や果物を全く摂らない食生活であることが判明し,検査結果から壊血病と診断した.ビタミンC補充で症状は速やかに改善し,食生活の改善で1年間再燃していない.出血傾向の鑑別にはビタミンC欠乏症も鑑別に入れる必要がある.
日本内科学会会誌
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