東京医科歯科大学難治疾患研究所ゲノム機能多様性分野
2023 年 112 巻 10 号 p. 1880-1884
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関節リウマチは,複数の遺伝・環境因子が発症に関わる自己免疫疾患である.最大の遺伝因子はHLA-DRB1遺伝子多型であり,シトルリン化ペプチドに対する自己免疫応答に関与する.ゲノムワイド関連解析によって,100を超える疾患関連遺伝子領域が同定されたが,その積み重なりを評価するpolygenic risk scoreを,診断,発症予測,重症化予測などに利用することで,ゲノム精密医療の実現が期待されている.
日本内科学会会誌
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