順天堂大学大学院医学研究科腎臓内科学
2023 年 112 巻 5 号 p. 784-790
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
IgA腎症による末期腎不全への移行は解決すべき重要課題である.従来,レニン・アンジオテンシン系阻害薬,ステロイド,扁桃摘出といった限定的な選択肢しか存在しなかったが,現在IgA腎症の病態に即した様々な新規治療薬の臨床試験が開始されている.本症は,慢性に経過し,病理学的にも多様性に富む糸球体腎炎であることから,その活動性や病期・病態を適切に把握しながら,今後の新規治療薬を選択することが重要である.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら