日本内科学会雑誌
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I.多発性骨髄腫の症候と診断アプローチの基本~When and How~
尾崎 修治
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2023 年 112 巻 7 号 p. 1188-1194

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抄録

形質細胞腫瘍は単クローン性免疫グロブリン(M蛋白)の存在を特徴とする疾患で,monoclonal gammopathy of undetermined significance(MGUS)から,くすぶり型多発性骨髄腫,「症候性」多発性骨髄腫,形質細胞白血病へと進展する.高カルシウム血症,腎不全,貧血,骨病変などの症候や悪性のバイオマーカーを有する場合に多発性骨髄腫と診断され,臨床所見に基づく病型診断が重要である.

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© 2023 一般社団法人 日本内科学会
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