近畿大学呼吸器・アレルギー内科
2024 年 113 巻 10 号 p. 1915-1921
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気管支拡張症は,主には好中球性炎症,気道感染,粘液線毛クリアランスの異常,気道・肺の破壊などが複雑に絡み合い進行する疾患であり,喘息例にも合併する.十分な喘息治療を行っていても湿性咳嗽が残る症例では,気管支拡張症の合併を疑い,胸部CTを撮影する.気管支拡張症の合併が確認された場合は,他の併存病態を除外し,気管支拡張症に対する治療を加える.また全身性ステロイド薬の投与を控え,難治例には生物学的製剤の導入を考慮する.
日本内科学会会誌
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