日本内科学会雑誌
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今月の症例
睡眠剤中止後に非痙攣性てんかん重積状態を呈した1例
松田 希中村 耕一郎渡辺 亜貴子遠藤 一博山本 悌司
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2006 年 95 巻 11 号 p. 2292-2294

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抄録

非痙攣性てんかん重積状態 (non-convulsive status epilepticus : NCSE) は, 脳波検査によりはじめて診断できる特殊な病態である. 症状は, 意識状態の変化, 変容で, 軽い昏迷から昏睡を来たす例まで幅がある. 今回頻用されている睡眠薬のトリアゾラム離脱症候群によりNCSEをきたしたと考えられる67歳女性の1例を経験したので報告する.

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© 2006 一般社団法人 日本内科学会
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