日本内科学会雑誌
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I. 病態と診断の進歩
3. 不整脈を疑ったときの非侵襲的診断の進め方
杉 薫
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2006 年 95 巻 2 号 p. 209-216

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抄録

不整脈は放置してよい無症状のものから, その不整脈が生じるだけで死に至る致死的不整脈まで臨床像は多彩で, 不整脈の種類も多い. 不整脈の鑑別診断は心電図で行われるが, 不整脈を疑うときの症状は胸部違和感をはじめ動悸, めまい, 失神などであり, 自覚症状の重症度が不整脈症例の重症度につながる. さらに不整脈は記録されていなくても複数の臨床検査を組み合わせることにより不整脈による心臓突然死を予知する試みがなされている.

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© 2006 一般社団法人 日本内科学会
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