日本内科学会雑誌
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II. 治療
5. 各論
1) 心房細動―リズムコントロールとレートコントロール
西村 敬史
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2006 年 95 巻 2 号 p. 292-298

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抄録
心房細動は様々な原因によって発症するだけでなく, この不整脈をもつ患者の年齢・合併疾患・ライフスタイルも多彩である. さらに, 有効な治療薬やそれによる副作用発現も個々の症例によって様々である. このように多様性をもつ心房細動の治療に当たっては, リズムコントロールとレートコントロールそれぞれの特性を理解し, より適したものを選択することが重要である. また, 一度いずれかの治療方針を選択しても, 治療に対する反応や状況の変化によってはもう一方の治療方針に変更するという柔軟性も求められる.
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© 2006 一般社団法人 日本内科学会
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