日本内科学会雑誌
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II. 病態生理
2. 気道過敏性
井上 博雅
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2006 年 95 巻 8 号 p. 1431-1436

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抄録
気道過敏性とは, 種々の非特異的刺激に対して気道が過剰に狭窄反応を呈することであり, 気管支喘息の最も特徴的な病態生理学的異常である. 気道過敏性検査は, 喘息の診断, 重症度や治療効果の判断, 喘息の発症機序の研究, 疫学研究などに有用である. 気道過敏性が発症する機序として, IL-4, IL-5, IL-13などのTh2サイトカインによる気道炎症が重要な役割を担っていると考えられている.
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© 2006 一般社団法人 日本内科学会
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