静岡県立総合病院呼吸器科
2006 年 95 巻 8 号 p. 1481-1486
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アスピリン過敏症は気道型のアスピリン喘息と皮膚型からなり, システイニルロイコトリエンが病態に深く関与する. すべての酸性非ステロイド性抗炎症薬の服用早期に鼻症状を伴う激烈な喘息発作が出現する. 患者の半数は誘発歴がないため負荷試験が必要となる. 発熱には氷冷, 鎮痛には麻薬やオピオイドを使用し, 発作にはリン酸エステルステロイド薬を点滴で投与する. 合併症では好酸球性鼻茸副鼻腔炎や好酸球性胃腸炎が重要である.
日本内科学会会誌
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