日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
IV. 治療のupdate
6. 徐放性テオフィリン
相良 博典
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 95 巻 8 号 p. 1475-1480

詳細
抄録
気管支喘息は気道の慢性炎症性疾患であることが明らかになり, 気道炎症を抑制する抗炎症薬が喘息治療薬の中で重要性を増してきた. 元来テオフィリンは気管支拡張薬として扱われて来たが, 近年抗炎症作用があることが明らかになった. このような背景で, 徐放性テオフィリン薬は長期管理薬のなかで抗炎症薬と長時間作用気管支拡張薬の2つの側面を持つことが注目されている.
著者関連情報
© 2006 一般社団法人 日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top