日本内科学会雑誌
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VI. 最近の話題
3. 気管支喘息と性差医学
茆原 順一植木 重治
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2006 年 95 巻 8 号 p. 1514-1519

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抄録
男性と女性を画一的に扱い診断・治療を行ってきた反省から, Gender-Specific Medicine (性差を考慮した医療) が近年話題になっている. このような背景から, 社会的な性差 (gender) に加え, 生物学な性差 (sex) を学問として研究し体系づけようとする性差医学が注目されている. 気管支喘息においても, 疫学や遺伝子, ホルモン, 細胞学的に様々な性差が認められているが, 性差医学という観点から病態を見直すことで医療のテーラーメード化へ貢献できると思われる.
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© 2006 一般社団法人 日本内科学会
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