日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
I.診断と病態
4.二次性高血圧の診断
伊藤 貞嘉
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 96 巻 1 号 p. 23-28

詳細
抄録

二次性高血圧の頻度は高くないが,根治できるものがあるので見落とすことの無いようにすることが必要だ.早期に診断し,治療することが重要で,臓器障害が出現してからでは血圧を正常化させることが難しくなる.どんなに優れた降圧薬でも「no medicine」に優るものはない.ただ漫然と降圧薬を投与するのではなく,二次性高血圧の兆候を敏感に捉えてスクリーニングすることが重要である.

著者関連情報
© 2007 一般社団法人 日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top