日本内科学会雑誌
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II.診断と治療の実際
7.Sjögren症候群
住田 孝之
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2007 年 96 巻 10 号 p. 2201-2205

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抄録
Sjögren症候群(Sjögnre’s syndrome,SS)は病因として自己免疫の関与が考えられており,特徴ある症候としてドライマウス,ドライアイ,関節炎を呈する全身性疾患である.診断は厚労省の診断基準に従い,病理検査,口腔検査,眼科検査,血清検査によりなされる.腺症状に対しては対象療法であるが,活動性の高い臓器病変にはステロイド,免疫抑制剤の投与も必要となる.40~60歳代の女性がドライマウス,ドライアイ,関節痛,微熱を訴える場合,SSの可能性を考慮する必要がある.
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© 2007 一般社団法人 日本内科学会
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