東京女子医科大学神経内科
2007 年 96 巻 11 号 p. 2423-2428
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牛の海綿状脳症は,ヒトへ感染して変異型Creutzfeldt-Jakob病(vCJD)を引き起こす,人獣共通感染症のひとつである.2007年4月現在,英国で165例のvCJDが報告され,わが国では2005年2月に第一例目が確認された.vCJD発症者のコドン129の遺伝子は全例メチオニンのホモ接合体で,ホモ接合体が多い東洋人は感染の危険が高い.治療法がなく,ヒトへの二次感染をいかに防御するかが最大の課題である.
日本内科学会会誌
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